2013年1月30日水曜日

今,ハイエンドなゲーム制作に取り組む意味とは?スクウェア・エニックスが「Luminous Studio」で目指す“

。個人的には,この価値観の変化もちょっと不思議なんですけどね。 橋本氏:  そこはなんでなんでしょうね。 :  まぁ一つは,高い投資をしないとその体験を得られない(綺麗な映像を見られない)からという,ゲームを遊ぶための投資コストの問題など,環境的な要因が大きいのかなとは思っていますが。 橋本氏:  確かに。それこそ一昔前は,PlayStation 3を遊ぶために,HD対応のテレビとか5.1chのサラウンド環境とか,そういうものを買い揃えるところからのスタートでしたからね。加えて,やっぱり据え置き機で電源入れてテレビつけてっていうプロセスとか,場所をとるとかを含めると,なかなかハードルが高いっていうのは確かですよね。 :  ええ。でも,それなら逆の発想で「そこの投資コストがゼロになったらどうなるんだ」とも思うんです。とくに最近は,まだまだ過渡期とはいえ,クラウドゲーミングみたいなテクノロジーが実用化されてきているじゃないですか。 橋本氏:  要するに,高性能なゲーム機を買わなくてもリッチなゲームが遊べる技術……つまり,ユーザー側の投資コストを押し下げる可能性があるんですよね。 :  ええ。 橋本氏:  例えばスマートフォンやタブレットというプラットフォームにしたって,ugg 偽物,それらを使って手元で操作をしつつも,映像はエアプレイでテレビの大画面で見たり,クラウドを使ってサーバーサイドで処理をさせたりとか,いろいろな使い方が考えられる。ゲーム専用機だけにこだわらなくても,リッチなコンテンツ自体の需要は必ずあるし,それ(リッチコンテンツ)が乗っかる余地だってたくさんあると思うんです。 :  そうなった時に,本当に「カジュアルなゲーム」だけでゲーム産業はいいのか? というと……。 橋本氏:  やっぱり,豪華なゲームもほしいですよね。もちろん,例えば20年後とかでも,2Dのカードゲームだったり,カジュアルなパズルゲームみたいなものは残ると思うんですよ。そういうニーズは必ずあるし,残っていく。同じように,ハイエンドなゲームの需要も必ずあるとは思うんですけど,こっちは「かなり頑張らないと生き残れない」とも感じていて。実際,ハイエンドな方向で勝負できる会社って,今はもう世界的に見ても限られていますからね,ugg。残すための努力は必要なんじゃないかと。 :  そうですねぇ…… 橋本氏:  放っておいても,ハイエンドな方向が自然に発展していくような状況ならばいいんですけど,今は残念ながらそういう状況じゃない
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