2013年4月7日日曜日

空冷&常用を想定しつつ,Core i7のオーバークロック耐性を検証する_3

。  バージョン1,rmt.2β版BIOSは,CPU温度が高くなりすぎたとき,自動的に動作倍率を落とす「OverSpeed Protection」機能の有効/無効を切り替える機能が追加されたもの。バージョン1.3以降では,CPUの動作倍率を“上方向”にも設定できるようになるとMSIはレビュワーに対して予告しているが,テスト時点でi7-965の動作倍率を25倍以上にする方法はなく(※Enhanced Intel SpeedStep Technologyを無効化すれば,24倍以下には手動設定できる),オーバークロックは基本的に,ベースクロックの引き上げによって試みることとなる。  このほか,テスト環境は表のとおりだ。  オーバークロック動作に当たっては,空冷での常用を想定し, をもって,「安定動作」とした。  まずは,CPUコア電圧などの設定をデフォルトのままにしながら,ベースクロックを引き上げていったところ,安定動作の限界は,146MHz×24の3504MHz(約3.5GHz)が限界だった。どうやら,ベースクロックと同期するQPI(QuickPath Interconnect)のクロックが上がってしまうことが原因のようだ。  そこで,BIOSメニューから,定格6.4GT/sのQPIクロックを(Core i7通常モデルと同じ)4.8GT/sに落とし,さらにCPUコア電圧を「+0.3V」設定したところ,この状態では156MHz×24=3744MHz(約3.74GHz)で安定動作。このとき,「Intel Turbo Boost Technology」(以下,Turbo Boost)が有効になると,1コアが156MHz×26=4056MHzで動作しており,まだ“余力”がありそうな感じだ。 「CPU-Z」(Version 1.48)から,ドラゴンクエスト10 RMT,ベースクロック146MHz(左),同156MHz(右)設定時の状況を確認したところ  今度は,CPU省電力機能であるEnhanced Intel SpeedStep Technology(拡張版インテルSpeedStepテクノロジー,以下EIST)とTurbo BoostをBIOSから無効化。すると,ベースクロック169MHz×24=4056MHz(約4.06GHz)まで伸びた。さらに,「Intel Hyper-Threading Technology」(以下,HT)を無効化すると,176MHz×24=4224MHz(約4
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