2013年4月4日木曜日

男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第203回「人は,戦っている」 _2

。もう,諦めたわ。なにをって,無理やりこじつけるの。  このゲイムをプレイしながら「これは次の連載に書くべきテーマは『戦い』だな」って思ったから,今回の原稿を書き始めたんだけどね。完全に口がすべったならぬ,筆がすべったわ。「戦い」というテーマに関しては,そこそこいいことを前フリで書けた気はするけど,肝心のゲイムにつながんない。いいことを書けば書くほど,ゲイムで描かれる戦いから,どんどんかけ離れていくの。  なぜかというと地球防衛軍3 PORTABLEって,私の中ではバカゲイムにカテゴライズされるから。そこに戦いの意味なんて,もはや必要ないのよ。そりゃね,ゲイム内のストーリーはあるわ。「2013年に宇宙からの電波を受信して地球外生命体の存在が確認され,2017年にその地球外生命体が地球に攻めてくる」っていうのが。  でもね,超乱暴なことを言ってしまえば,そんなもんプレイヤーにとっては関係ない。地球外生命体まあ,結局は地球内生命体でもあったりするんだけど,まあ難しいことはさておき,あり得ない世界の中を浮世離れしたアクションで敵を掃討していく,その楽しさの前にストーリーなんぞ意味がないというか,必要ないの,ドラゴンクエスト10 RMT。  勘違いしないでね? ゲイムの作り手であったり提供する側であったりの立場の人は,そこら辺の世界観や設定を全力でプレイヤーに押し付けてくれないと,共犯関係は成立しないのよ。いうなれば,提供側がボケで,プレイヤーがツッコミ。プレイヤーにとって意味がさほど無い部分に作り手が全力で取り組むことで,初めてプレイヤー側による「知らんがな」が引き立つのね。そういう意味でこの地球防衛軍3 PORTABLEは非常にレベルの高いボケを提供してくれているわ。  そして大事なのは,アクションゲイムとして面白いだけじゃなくて,成長要素もあるから,繰り返し遊べるゲイムにもなっているってこと。Xbox 360からの移植ということで心配している人はいるかもしれないけれど,グラフィックスも充実してるし,攻撃に対する敵のリアクションや恐怖感も携帯ゲイム機とは思えないほどよ,FF11 RMT。  それだけでもアクションゲイムとしては十分なのに,私はあえてストーリー仕立てでゲイムを展開させたことに称賛を送りたいわ。ストーリーなど,もはやどうでもいい。しかし,それがあることで格段にノれる。それもこれも,作り手による設定の押し付けが,プレイヤーにとって心地いいバランスで保たれていて,ツッコミやすいのね
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