2013年は据FF11 RMTえ置き型の新型コンシューマ機が2台登場し,その高い性能を活かしたゲームも次々とリリースされる予定だ。どちらのプラットフォームを購入するか,スカーレットブレイド RMT,そしてどのゲームを遊ぶかと,今から悩んでいる人も多いと思うが,やはり注目されるのは,「AAA(トリプルA)タイトル」と呼ばれる,多額の予算をつぎ込んだ超大作ソフトだろう。今週は,次世代コンシューマ機で動く「ゲームソフト」にフォーカスして,最近の欧米ゲーム市場の話題を紹介しよう。
次世代機向けタイトルの価格は大きくはね上がる?
具体的な日時は未発表であるが,「2013年末」とされるPlayStation 4とXbox Oneの発売が迫っている。北米市場では,PlayStation 4のベーシックモデルが399ドル,Xbox Oneが499ドルという価格になっているが,多くのゲーマーにとってもっと重要になるのが,ゲームソフトの価格ではないだろうか。
2013年11月の欧米リリースが噂されるPlayStation 4とXbox One。ゲームの開発費用はそれほど高騰せず,販売価格に変化はないと見られている
7月,イギリスを中心に展開する小売りチェーンGAMEの情報として,「現時点で販売価格を提示しているのはElectronic Artsで,それは54.99ポンド」という情報がメディアに流れた。54.99ポンドを米ドルに換算すると約79.99ドルで,現行の PlayStation 3/Xbox 360向けソフトより20ドルほど高くなる。
そのため,ちょっと騒がれたものの,これは「友達の友達から聞いた」式の,あまり信憑性の高い情報ではなかったようだ。Electronic ArtsのCFOであるブレイク・ヨルゲンセン(Black Jorgensen)氏は次世代機向けゲームの価格について,「開発コストは10%程度の上昇にとどまっており,ゲームソフトの販売価格は現在と同じ59.99ドルになるはず。娯楽としての価値を考えれば,コストパフォーマンスは現在よりも良い」と語っている。
また,Sony Computer Entertainment AmericaおよびMicrosoftは,少なくともファーストパーティのゲームについては59.99ドルという販売価格に変化はないとしているので,サードパーティが競争力のない価格を付けることは考えにくい。
FF11 RMT新しいアーキテクチャが採用されたPlayStation 3/Xbox 360の時代には,開発の困難さと,それに伴う開発費の高騰が叫ばれていたが,PlayStation 4/Xbox OneはPCに使われているx86系のCPUを採用していることなどから,すでに開発ノウハウやツールは揃っている。ヨルゲンセン氏の言う「開発費の 10%アップ」は,より大きなメモリに展開されるゲーム世界を埋めるアセットの作成や,プログラムの大型化によって複雑になるバグチェックなどの品質管理に由来するものであるようだ。
これらの広大なマップや高品質のテクスチャなどが要求されるのは,大手パブリッシャが手がける,いわゆる「AAA(トリプルA)タイトル」が中心になるが,各社ともアウトソーシングやストックの再利用などによって開発コストの上昇をできる限り抑えているという。また,品質管理については,最近のPCタイトルでよく見られるβバージョンの早期リリースによる開発手法がコンシューマ機市場に取り入れられていくかも知れない。「体験版」のフィードバックによる製品のブラッシュアップは,すでにいくつかのタイトルで行われていることでもあるRMT。
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